リンクアンドモチベーションは、人的資本経営の推進支援に向け、組織改善機能「AI組織改善アドバイザー(β)」と、個人成長支援機能「AI成長支援アドバイザー(β)」をアップデートした。
AI組織改善アドバイザー(β)は、従業員エンゲージメントを可視化するクラウドサービス「モチベーションクラウド」において、組織状態の診断結果に応じた改善方針をリコメンドする機能。今回のアップデートにより、ユーザーへ対話形式での課題設定、改善方針のリコメンドが可能になったという。
具体的には、LLM(大規模言語モデル)を活用し、組織診断サーベイの分析結果をテキストでわかりやすく解説することで、組織の課題感を提案。その中から、ユーザーが心当たりのある課題感を選択することで、組織改善へ向けたおすすめアクションがリコメンドされる仕組みだとしている。ユーザーはAIとの対話を通じて、組織改善に向けた効果的なアクションを選択・実行できる。
なお、リコメンドの内容は、同社が保有する10,000社以上の組織診断データや組織改善のノウハウに基づいていると述べている。
AI成長支援アドバイザー(β)は、管理職への期待や満足を可視化するクラウドサービス「ストレッチクラウド」において、管理職に対する360度サーベイの結果に応じた成長課題やアクションプランをレコメンドする機能。
今回のアップデートにより、アクションプランの実行フェーズにおいてもAIによるユーザー支援が可能になったという。
具体的には、LLMを活用し、アクションプランの内容や実行状況を踏まえ、軌道修正の方針をAIがアドバイス。AIがアクションプランの軌道修正と実行を支援することで、個人の自立的な成長を実現するとしている。
なお、アドバイスの内容は、同社が保有する120,000名以上の階層別役割サーベイのデータとノウハウに基づいているという。