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Quantum.Tech APAC 2023レポート

シンガポールが構築を進める「量子エコシステム」──APAC注目スタートアップと日本の“チャンス”

後編

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量子実用化に向けた3つの研究イニシアティブ

1.The National Quantum-Safe Network(NQSN)

 NQSNは、量子コンピュータによる暗号破壊にも耐えられる耐量子(Quantum Safe)の通信網であるQuantum-Safe Networkの実用化に向け、技術の安全性評価、耐量子アプリケーションの創出、ベストプラクティスの蓄積、ユースケースの統合、政府機関や民間企業での実証実験、セキュリティシステムの詳細な評価、企業への導入支援のためのガイドライン策定を主な目的としたプロジェクトです。量子暗号を扱うスタートアップであるSpeQtralは、この活動からスピンアウトし設立されたといいます。

 NQSNは、エンドユーザーや関係者が耐量子アプリケーションを実証するための、ベンダー依存しないエコシステムの構築を進めています。量子鍵配送(QKD, Quantum Key Distribution)技術の導入検討、量子コンピュータに耐えられる暗号アルゴリズム、ポスト量子暗号(PQC, Post Quantum Cryptography)技術検討を行っており、エンドユーザーに耐量子通信網を直接体験し理解する場を提供しているようです。

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この記事の著者

寺部 雅能(テラベ マサヨシ)

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