沖縄県の21世紀ビジョンでは、「沖縄を牽引する新しい産業の育成」として「沖縄新リーディング産業育成」を目指している。これらの新しい産業を創出するためには、新しい産業を興す多様な人材、とりわけ産業や地域を牽引し自ら事業を興すことのできる「アントレプレナー人材(起業人材)」が必須だとされる。
また、近年のアントレプレナー教育では、若者が社会における自分のあり方や困難に対峙する力を学ぶといった内容も盛り込まれており、キャリア教育や自立支援などの面においても、アントレプレナー的な考え方を持つことが重要となりつつある。
このたび、琉球大学産学官連携推進機構と琉球インタラクティブの協働で開始する「Ryukyu Startup Challenge」は、沖縄県の学生を対象に、「アントレプレナー人材育成」と「具体的な起業支援・起業家輩出」を目的とした事業。
地域の大学や専修学校などの学生に対し、県内の産学官が連携・協力して体系的な人材育成を実施することで、より実践的な起業教育・指導を行い、具体的な起業支援を進め人材輩出を目指すという。