トリドールホールディングスは2026年3月23日、2026年春季交渉の回答として、グループ正社員2,051名に対し、平均19,696円(6.12%)の賃上げを6月1日から実施すると発表した。今回の賃上げは3年連続で組合要求を上回る内容となる。
対象はトリドールホールディングス、丸亀製麺、肉のヤマ牛、KONA’S、トリドールジャパン、トリドールD&Iの正社員2,051名。今回の賃上げ内容は、ベースアップ分が3.11%(平均10,000円)、個別昇給を含む賃金体系維持分が3.01%(平均9,696円)とされている。
同社は「心的資本経営」を重視しており、従業員一人ひとりの幸せが事業の原動力であるという考えを持つ。今回の賃上げについても、従業員への還元を通じて「食の感動体験」の創造をさらに進める方針を示した。
トリドールグループは飲食チェーンを多業態で展開していることから、味覚だけでなく五感に響く“体験価値”の向上に取り組んできた。従業員のモチベーション向上や人材の定着によるサービス品質の持続的な向上が期待され、今後の国内外事業の成長基盤強化につなげたい考えだ。
なお、同グループは「食の感動」というビジョンのもと、五感を刺激する店舗体験やカスタマーサービスを強化。従業員のエンゲージメント向上が、持続的な事業成長に不可欠と示唆した。
今後も同社は「心的資本経営」を推進しつつ、「食の感動体験」の深化とグローバル展開の加速を目指す構えだ。
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