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組織戦略としてのデザイン

デザイン・フューチャリスト岩渕正樹氏が語る「トランジションデザイン」と「未来の考古学」とは?

「米国企業におけるデザイン・フューチャリストの実践と挑戦」レポート:前編

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デザイナーに必要な複雑な問題を複雑なまま捉えられる能力

 岩渕氏は、デザイン・フューチャリストをパーパスの実現を後押しする存在にすることが目標だと語る。

「最近、JPモルガン・チェース銀行は新たなパーパスを策定したのですが、私たちはあらゆる社員にパーパス実現に向けた気付きを与える存在でありたいと思っています。パーパスに向かいたいのに、現行ビジネスや組織のしがらみに囚われていては本末転倒です。未来構想や展示室の取り組みを通じて真にありたい未来を考えさせ、組織の壁を取り払い、そこから新たな組織文化や未来にあるべきビジネスを創出して、自分たちの行動や価値観をも変えながらパーパスに向かっていく。そうしたサイクルを築くことが、今後のデザイン・フューチャリストとしての目標です」

大組織でデザインを通じて未来を思い描く
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 最後に、岩渕氏はこれからの未来を描く人材には「複雑な問題を複雑なまま捉えられるケイパビリティ」が求められると訴えた。デザインの力で未来を描くには、社会や文化や歴史など、広大な領域に視野を広げる必要がある。そのため、「過去と未来」「マクロとミクロ」「トップダウンとボトムアップ」など、複数の視点を行き来しながら物事を考察できる姿勢が求められると、岩渕氏は講演を締め括った。

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島袋 龍太(シマブクロ リュウタ)

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