博報堂は、ホーユーと、デジタル接点を活用し、Z世代をはじめとした若年女性の「ホームプロケア市場」の開拓を目指す新会社「イロップ」を設立し、2024年春より事業を開始することを発表した。
SNS・メディアの進化や、コロナ禍を経た生活様式の変化を背景に、生活者の消費行動が多様化。美容領域においては、生活者が自宅にいながら、スマートフォンで自分に合った美容商品・サービスの情報を収集したり、自分のデータに基づいたパーソナルな提案を受けたりといった、美容行動の「デジタル×ホームシフト」が進んでいるという。
両社は、この市場を「ホームプロケア市場」と捉え今後の成長分野とし、顧客体験や価値創造を検討してきたとのこと。そして今回、若年女性とのデジタル顧客接点の共同開発を通じて、生活者のデータに基づいたパーソナルなホームプロケアサービスを提供するイロップの設立に至ったとしている。
博報堂は、「生活者発想」と「クリエイティビティ」を生かし、若年女性との顧客接点の開発・マーケティングを担う。同事業を通じて得られたデジタル顧客接点の運営知見を通じて、クライアントの顧客接点開発・マーケティング支援に貢献していくという。
ホーユーは、デジタル上でのパーソナルな美容体験の開発や、生活者の毛髪関連データの分析・利活用を通じて、サービスの改善や研究開発を推進するとしている。