サイバーエージェントは、2023年1月に新設した「小売GXセンター」において、IoT技術を活用した省エネソリューションを提供開始する。
同サービスでは、AI・ロボティクス技術の研究開発を重ねてきた同社の知見を活かし、効率的に照明や空調を制御。フロアにセンサーを配置することで、客数や従業員の滞在傾向に合わせた省エネモデルの構築・運用を行い、従業員が働きやすい環境を維持しながらフロアごとに節電を行うことが可能だという。
なお、同サービス提供に向けて、2023年4月に実証実験を実施。同社オフィスビルのシステムに加え、同サービスによるIoT運用を追加したことで、従来と比較し月間の電気代・CO2排出量の4割削減を実現したという。その結果、年間で推定1億円以上のコスト削減につながることが分かったとしている。
同社は今後、効果・効率の改善を実施しながら、2025年度中にオフィスビルを持つ企業を含んだ100社への導入を目指すという。