ABEJAは、ジャパン・リスキリング・イニシアチブと協業し、企業内におけるDX人材の育成を目的に、「アプレンティスシップ制度」をはじめとする取り組みの実現を推進していくと発表した。
今後、ジャパン・リスキリング・イニシアチブのリスキリングの知見とABEJAのDX推進の実績を相互に活用し、企業や組織における実務で活用できるDX人材の育成を加速させるべく、リスキリングをより実践的なものにするアプレンティスシップ制度などの取り組み実現を進めていくという。
両者は、リスキリングの目的は個人のキャリアアップではなく、外部環境の変化に合わせて企業を変革させるために、社員を新たな職務に配置することであり、実施責任は、企業や組織にあると考えているという。また、リスキリングにおいて重要となる項目は、習得した知識も活用しつつ、実際の業務として経験させる「実務体験」だと認識していると述べている。
ABEJAにおいては、従来、顧客企業にDXおよびAI人材の育成サービスを提供してきたが、それに加え、今後はジャパン・リスキリング・イニシアチブと共に、まずは行政や一般企業などより広範囲にわたり、DXおよびAIに関するリスキリングの機会創出を図るという。
次いで、個人がリスキリングで得た理論やスキルを実務を通して活用し、理解を深められるよう、アプレンティスシップ制度をはじめとする実践的な場の導入や実行において、パートナーとなる企業や組織を募り、ともに仕組みを構築していくとしている。
なおABEJAは、リスキリングの定着においては、依頼元となる企業および組織と受け入れ先となる企業間の相互利益が必要不可欠と考えており、同制度などに関連したエコシステムの構築にも取り組んでいくと述べている。