SBIホールディングスの生成AI活用専門組織であるSBI生成AI室は、地域金融機関と生成AI活用へ向けた共同研究・開発を開始した。
同取り組みでは、SBIネオファイナンシャルサービシーズ(以下、SBINFS)を通じて意思疎通を図りつつデータガバナンスや実装環境などのハードルを共有し、段階的な生成AIの導入・活用から実際のビジネスへの適用、自走化に至るまで伴走して支援。またSBIホールディングスは、SBINFSと共同で、地域金融機関向け生成AIソリューションの開発・提供を目的とした「SBI地域生成AILab(SBI-REGAIL)」を立ち上げ、金融機関からの出向者および会員を募集するという。
SBI地域生成AILabは、月に1度定例会の開催を予定しており、SBIグループおよび金融機関での生成AI活用事例を共有するとともに、ソリューション化可能なアイディアの募集および具現化を行うことで、生成AIの活用を推進していくとしている。
なお、SBIホールディングスおよびSBINFSの取り組みに対し、足利銀行、福島銀行が賛同し、各行から1名ずつの出向者をSBI生成AI室に受け入れることが決定。今後も資本提携の有無に関わらず、多くの金融機関からの出向者および会員を募り、地域金融機関や地域金融機関を通じた地方企業への生成AIの活用を推進していくという。