人的資本経営とは「二項対立」と決別すること
伊藤:欧米企業ではもっと前からリスキリングは浸透していましたが、日本の大企業でも、どんどんリスキリングに投資し始めている事例が増えてきました。社員がいつでも自分のタイミング、やり方でリスキリングできるメニューを豊富に揃えている企業もいらっしゃいます。
田中:「いつでも自由にできる」というのが肝ではないかと。個人的に、新しいことに挑戦する人を止めてしまう良くない言葉があると思っていて、それは「本業を優先してください」「目の前の数字を上げてからやってください」です。