2026年5月19日、レクシスネクシス・ジャパンは、法務分野のAI活用を推進するソリューション「LexisNexis Protégé Workflows」の日本市場への提供開始を発表した。本機能は、法務専門家が複雑な法務業務をより効率的かつ一貫して管理するために設計されており、日本語ユーザーインターフェース(UI)を備えている点が大きな特長である。これにより、日本国内のユーザーに対し、信頼性の高い法務AIワークフローを提供し、業務の自動化・標準化を促進する狙いがある。

「LexisNexis Protégé Workflows」は、主要な法務タスクの自動化を実現し、チーム全体での構造的かつ再現性の高い公式な業務フローを支援する。ユーザーは、セキュアな専用法務ワークスペース上で、プロンプト作成、ドラフト作成、レビューなどの一連業務をガイド付きの段階的ワークフローで進行できる設計となっている。
本機能は、設定済みでカスタマイズ可能なワークフローとして提供されており、それぞれの企業・部署の基準や社内ルールに合わせて柔軟に調整が可能である。利用可能なワークフローには、取引文書や契約条項の起草、社内基準に基づく契約書修正、主要条項や高リスク条項の特定、類似主張や法令の比較、面談内容の要約など、日常の様々な法務タスクが含まれている。
加えて、ノーコードで利用できる「カスタムワークフロービルダー」も搭載。これにより、法律事務所や企業法務部門は自社独自のルールに合わせた多段階ワークフローを設計・テスト・共有できるようになり、組織の知見や業務ノウハウを全体最適化された反復可能なプロセスへと転換できる。
「LexisNexis Protégé Workflows」のAI部分は、Anthropic・Google・OpenAIなどのAIモデルをレクシスネクシス独自に強化したものを活用している。これにより、法令情報や判例データベースと連携しつつ、実践的かつ責任あるAIソリューションとして現場の業務プロセスに組み込むことが可能となっている。
この新機能は2026年2月の米国リリースに続き、日本を含むアジア太平洋市場に投入された。従来の「Lexis+ AI」から名称変更した「Lexis+ with Protégé」として、米国の法務コンテンツとともに日本市場でも活用される見通しである。
レクシスネクシス・ジャパンはオフィシャルウェブサイト上で、Protégé Workflowsの詳細な情報と導入メリットに関する解説ページも公開している。今後も企業法務、法律事務所を問わず、日本市場でのAIによる法務支援の普及を目指すとしている。
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