2026年4月7日、GVA TECHは生成AIを活用した法務業務の効率化と生産性向上を目指すコンサルティングサービス「OLGA AIコンサルティング」の提供を開始した。同社はこれまでリーガルテック領域のSaaSを展開してきたが、今回新たにコンサルティングサービスを正式に立ち上げることで、個社ごとの課題や環境に応じたAIの業務活用支援を目指す。

GVA TECHが提唱する「AX」とは、AIが人間の知的労働領域に踏み込むことで、組織の判断構造そのものを変革するプロセスである。同社は、「人が考えてAIが手伝う」から「AIが考え、その結果に対する責任を人が引き受ける」組織構造への転換を目指している。背景には、生成AI技術の進化と多くの企業でその業務利用が拡大している現状がある。
法務分野においても、契約書作成やリーガルリサーチなど様々な業務に生成AI導入の取り組みが進む一方、慢性的な人手不足のために検証体制の確保が困難であり、法務業務特有の品質やセキュリティへの要請が高いため、AI活用は一部に留まるケースが多い。その状況を受けて、GVA TECHでは2026年2月に法務AI研究所を設立し、業界知見の発信やノウハウの提供も行っている。
「OLGA AIコンサルティング」では、①生成AIモデルの選定、②プロンプト設計、③ナレッジベース(ひな型・チェックリスト・プレイブック等)の構築を一体的に支援し、顧客企業が実務レベルでAIを活用できる体制を構築する。主な支援領域には、契約書作成・レビューの自動化、法務相談への自動対応、リーガルリサーチ、広告や反社チェックの自動化などが含まれる。

契約書レビューの事例では、顧客企業が保有する独自のひな型やプレイブック、判断基準をAIが参照しやすい形で整備し、Microsoft Wordに専用アドインを追加。条文修正やコメント作成をAIによる自動化で対応でき、業務の安定性と効率化を両立させるとしている。
支援対象は法務部門に加え、管理部、総務部、情報システム部門、DX推進部門、経営層など、幅広い組織が想定されている。法務のAI活用は法務部門だけでなく、取引現場や経営管理部門の生産性向上にも寄与することが期待されている。
GVA TECHでは、今後も生成AIによる業務変革の環境を提供し、企業の法務AX推進を支援していく方針だ。
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