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EY、新たなAIの統合型プラットフォーム「EY.ai」を開始

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 EYは、新たなAIの統合型プラットフォーム「EY.ai」を開始した。

 EY.aiは、人間の能力とAIを統合したプラットフォームで、企業がAIを信頼できる責任ある方法で導入し、自社の変革を促進できるよう支援することを目指しているという。戦略・実行、M&A、リスク管理、監査・保証、税務などにおけるEYの実績と先端テクノロジー、AIに関する知見を活用しているほか、EYがこれまでに構築してきたAIエコシステムによってプラットフォームが強化されているとしている。

AI活用のための人材育成方針

 EYは、同社内のテクノロジー関連チームのメンバー4,200人を対象としたパイロット運用を経て、データの機密性が確保された大規模言語モデルEY.ai EYQをリリース。また、自社開発のAI研修と人材育成プログラムを、EYメンバーを対象に展開するという。

 研修プログラムは、EYメンバーのAIスキルの向上と拡張を目的としており、責任あるAIの使用にも焦点を当てているという。同プログラムは、2018年に導入された認証プログラム「EYバッジ」(これまでに授与されたバッジ数は10万以上)のAI、データ、アナリティクスに関する広範囲の学習カリキュラムと2020年に開始されたEY Tech MBAプログラムを基に開発されていると述べている。

AIエコシステム

 EY.aiは、AIに関するビジネス面、テクノロジー面、学術面のケイパビリティを網羅するAIエコシステムを提供。同エコシステムでは、デル、IBM、マイクロソフト、SAP、ServiceNow、トムソン・ロイター、UiPathなどとの提携のほか、AIの未来を拓く新興企業とも連携しているという。

 EYはマイクロソフトと戦略的アライアンスを結んでいるため、GPT-3やGPT-4の活用を含め、Azure OpenAIのケイパビリティを早い段階から使用することが可能になったとしている。マイクロソフトのサポートを受け、またAzure OpenAIサービスの活用を通して、EYのサービスを向上させるために生成AIソリューションを構築し、展開していると述べている。

 EYとデルはアライアンスを通して、AIにフォーカスしたケイパビリティに共同で投資。その一例が、デル生成AIソリューションだという。これは、大規模言語モデルを備えたフルスタックの生成AIを簡単に導入できるようにするための一連のデル製品とサービスで、生成AIの活用を模索している組織のニーズに対応。EYのクライアントは、生成AI用に最適化された専用のハードウェアとソフトウェア、およびセキュリティ機能を備えた検証済みのアーキテクチャ上で、プロトタイプを作成したり、ユースケースを活用したりできるとしている。

 また、トムソン・ロイターと協力して、税務、法務、国際的取引、ESG関連サービス全体のコンテンツとインサイトを統合することで、変革を起こす力としての役割を拡大し、リーダーシップを発揮するとともに、AI主導の新しいソリューションおよびサービスの共同開発を加速するとしている。

AIを活用したソリューションとサービス

 EY.aiは、EY Fabricに生成AIおよび最先端の開発ツールを組み込むことで、EYチームおよび世界150万人のユーザーにAIケイパビリティを提供。これにより、EYのクライアント・サービス・チームは、グローバル規模のビジネストランスフォーメーションの優先課題により早く対応できるとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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