新卒入社給与を11%アップ、組織拡大を支える給与水準
田川:新規事業を作りながら事業を成長させ、採用も積極的に行っていますよね。2024年4月新卒入社者の初任給を11.1%増の年収560万円にしたという発表もされています。この水準にしたのはなぜでしょうか。
田中:新卒、中途に関わらず、業界最高水準を“目指したい”ということで決めました。単年度の予算を考慮しつつ、継続的に上げていかなければなりません。今回新卒の初任給を上げたのは、新卒の初任給が社内の“スタートライン”だとみられると考えたからです。給与引き上げは新卒に対する期待が上がっているというメッセージになります。既存社員の給与も実質的には上がっていますが、ベースアップはしていません。評価と絡めて給与テーブルでのランクを上げる方法をとることで、期待を伝えるメッセージになると考えています。