サイバーエージェント、みずほ銀行、フライウィールは、法人顧客に対するマーケティングプラットフォーム事業に関する戦略的業務提携契約を締結した。
今後3社は、法人顧客のマーケティング支援に向け、広告事業の創出やプラットフォームサービスの提供、データサイエンスの取り組みを通じた分析の高度化などに取り組んでいくという。取り組み内容は以下のとおり。
- 広告事業の創出：みずほ銀行が預かっている顧客に関する情報や、サイバーエージェントのAI技術を活用した広告配信モデルなどを活かし、顧客一人ひとりに適したタイミングで最適な情報を届けることを検討
- マーケティングプラットフォーム事業の構築：今後創出する広告事業とみずほ銀行が提供している法人向け統計データ販売サービス「Mi-Pot」などのサービスを連携させることで、広告配信から分析まで取り組むことのできるプラットフォームの構築を検討。データを保有する事業者のマーケティング支援事業の確立に向けたDX支援を行う
- データサイエンスの取り組みを通じた分析の高度化：みずほ銀行とサイバーエージェントでは、それぞれデータビジネスやAI事業の拡大を通じてデータサイエンスの活用領域を広げている。両社の知見を活かして顧客一人ひとりに最適な情報が届けられるよう分析・予測精度の向上に取り組み、広告配信のモデル構築などを行う
- 個人情報保護への対応：みずほ銀行では、今回の新規事業の創出にあたり、個人顧客から預かる個人情報の保護に取り組む。データマネジメント技術・個人情報保護の知見を有するフライウィールと連携し、顧客から事前に同意を得た情報の利活用など、安心・安全な枠組みを構築
3社は今後、マーケティングプラットフォーム事業におけるサービスの開発などの検討を行っていくとともに、各社の取り組みや強みを活かしていくことで、顧客の多様な価値観に応えることのできるマーケティング関連の新規事業創出も検討していくとしている。
