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電通とシンク・ネイチャー、「バタフライチェック」を提供開始 企業の自然関連活動をビジネス成果へ

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 電通とシンク・ネイチャーは、企業の自然関連活動が生物多様性やビジネスに与える影響を測定し可視化するサービス「バタフライチェック」の提供を開始した。電通は、「ネイチャーポジティブ」に向けて、活動の成果を可視化し、新規事業開発などの新たなビジネスにつなげる支援を行うという。

[画像クリックで拡大表示]

 「バタフライチェック」(上図)は、中央の赤い箇所が自然関連活動による生物種・生態系の変化を、左側の緑の箇所は中央の生物多様性による恩恵を受けた「生態系サービス」への影響を示すという。右側の青い箇所はビジネスへの影響(事業/収益貢献・顧客評価・社会的評価・従業員評価・周辺関係者評価)を示し、3つの結果をもとに生物多様性やビジネスに与える影響を統合的に可視化するとしている。

 同社は、スコアアップに向けた改善点や新規の事業機会を抽出し、統合的に分析すると述べている。なお、バタフライチェックの名称は、生物多様性において重要な花粉媒介者の「チョウ」と、小さな出来事が予想もしなかった大きな出来事につながる事象を表す「バタフライエフェクト」から着想を得ているという。

 同社は、多くの企業が生物多様性に貢献する活動を自社の事業と結びつけて説明できていない課題があるとし、影響が可視化されることで、現在の自然関連活動の改良点に加えて、ブランディング・広報活動や、地域住民や従業員などといったステークホルダーとの関係強化の機会を見いだすことができると述べている。

アグリベンチャーの自然関連活動を測定した事例

 電通とシンク・ネイチャーは、実証実験としてアグリベンチャーとバタフライチェックを2023年12月に実施した。結果は下記のとおり。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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