TOKIUMを例に掘り下げる「『知の探索』を促す具体的な行動」
続いてTOKIUM代表の黒﨑賢一氏が登壇し、TOKIUMの開発時の状況を語りながら、入山氏と「知の探索」を促す具体的な行動について議論した。
まず入山氏は、「知の探索」を行うためには失敗を恐れてはいけないと話す。スティーブ・ジョブズはMacBookやiPhoneなど売れた製品ばかり生み出したわけではない。様々なプロトタイプを1つずつ作って世に問い、ほぼ全て失敗している。その中からたまに“当たった”ものがあっただけである。ジェフ・ベゾスは1年間に70の新規事業を手がけるが、1年半の間にそのほとんどを撤退する。長年失敗を続けるからこそ、AWSのような“当たり”が出てくるというわけだ。