JALUXとカネカは、カネカ生分解性バイオポリマー「Green Planet」を用いた新たな製品の開発と、その普及拡大を通じて環境負荷の低減に取り組んでいる。今回、Green Planet製で初となるリユース可能な食品容器を開発し、JAL国際線で提供される機内食の副菜容器に2024年6月より採用されることを発表した。
JALグループでは、機内やラウンジで提供する使い捨てプラスチック用品について、2025年度までに新規石油由来品を全廃する目標に挑戦している。その一環として、JALUXとカネカが共同で開発を進めてきた100%バイオマス由来のGreen Planet製の容器が、JAL国際線の機内食で使用する副菜容器に採用。新規石油由来品全廃の実現に寄与するとともに、リユースを可能にすることで、環境負荷の低減を目指すとしている。
また、現行の副菜容器と比較して約30%の軽量化を図ることで、運航中のCO2排出量の削減効果が期待できるとのこと。容器の着色には天然由来の鉱物を使用し、素材・着色剤ともに非石油由来の原料を用いているという。
両社は今後も、連携を強化し、航空・空港分野のみならず幅広い分野において、環境負荷の低減に資する製品の開発に取り組んでいくとしている。