SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

生成AIの全社的導入5️割超 社内データ連携も増加傾向──Exa Enterprise AI調査

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 Exa Enterprise AIは、同社が開催した生成AIセミナーにおいて、302社402人を対象に、「生成AIの利用実態調査」を実施した。

個人の業務において「生成AIを日常的に活用する」が4割弱

 「ChatGPT」など生成AIの業務での利用状況について、「日常的に使用」が35.8%となり、2023年12月に実施した前回から4ポイント増加した。他の活用レベルと比較して、最も増加していることが分かった。

「︎社内データ連携」は約5割が取り組んでいる

 社内データ連携の活用状況を聞いたところ、「取り組み済み」と「取り組み中」を合わせると、約5割が活用していることが分かった。生成AIの活用レベルの増加により、社内データ連携の活用にもつながっていると考えられることから、生成AIの活用は社内データ連携の活用が前提の時代へ移行したと同社は述べている。

 一方で、社内データ連携を活用するにあたっての課題も浮き彫りになった。「必要な情報がデータ化できていない」「データはあるが形式はバラバラ」など、データに関わる課題が多く挙げられた。また、生成AI活用レベルが高い組織では、データに関わる課題から「前処理が不十分で精度が上がらない」「利用者や経営陣の期待値が高すぎる」といった課題へ移っていくことも分かった。

半数以上が「生成AIを全社的に導入している」

 生成AIの導入部門について聞いたところ、「全社的に導入」が54.9%と最多となり、前回調査より拡大していることが明らかになった。全社的に広がったことで、社内での連携や共有が高まり、生成AIの日常的な活用につながったと考えられると同社は述べている。

 しかし、組織内での利用率の向上は増加傾向にあるものの、「3割程度の社員」以下が約7割弱を占める結果となった。一方で、社内利用率100%の企業では、前回調査より活用促進における平均施策数が1.8から2.4に増加しており、特に「プロンプトの共有」に取り組んでいるのは5割を超える結果となり、積極的な活用促進活動を行っていることが分かった。なお、活用促進策は、「プロンプトの共有」「良い社内活用事例の共有」などが挙げられた。

生成AIの定着策は「社内データ連携」が1位

 生成AIの利用定着化に必要なこととして、「社内データ連携」が27.4%と最も多く、次いで「可視化」が23.9%、「事務局施策」が23.4%と続いた。特に、社内利用率が「8割程度の社員」以上と回答した組織では、社内データ連携の活用が定着化に必要だと考えている割合が4割とさらに高くなることが分かった。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング