東京大学の山本義春教授らによる研究グループは、ウェアラブルデバイス・スマートフォンアプリなどによって構成される、デジタルヘルス介入システムを用いることで、日常生活下での睡眠習慣の変容可能性を示したと発表した。
同研究では、ウェアラブルデバイスによる睡眠計測で得られた客観的なデータから睡眠フィードバック通知を自動生成し、対象者のアプリに自動送信するシステムを開発するとともに、マイクロランダム化という効果検証手法を用いることで、その個人内の即時的な効果を明らかにしたという。
同研究で得られた知見は、デジタルヘルス技術に基づく日常生活下での、健康行動の適応的実時間制御の実現に貢献する可能性があるとしている。
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