ハイアールアジア株式会社の代表取締役社長兼CEO 伊藤嘉明氏は、「STAR WARS」シリーズの発表に際してこう語った。
ハイアールアジアは三洋電機の白物家電の事業部をひきうける形でスタートしたビジネスで、社員の99%は元三洋電機の社員。現在日本とASEANの12ヶ国、14社で6400名のグループとなります。苦戦する日本の家電業界をなんとかしたいと思い、2014年12月に社長に就任以来、改革をおこない、15年間赤字だった事業を黒字に転換できました。AQUAが掲げるビジョンは「日本覚醒」であり、事業戦略は、「家電を利用した新しいビジネスモデルの構築」「既存分野でのイノベーション」「家電の嗜好品化」です。
今回の「STAR WARS」シリーズは、このうちの「家電の嗜好品化」の一環だという。 はじめに紹介したのは「R2-D2型移動式冷蔵庫」。等身大の R2-D2 の胴体部分に保冷機能を内蔵し、缶やペットボトルなどの飲料を保冷する 移動式冷蔵庫。頭部にはプロジェクターを内蔵しており、Miracast デバイスに表示された映像を投影することができる。R2-D2 の効果音、首の動きや LED の点滅など細部まで再現している。
伊藤社長は「リビングルームやホームパーティ、商業施設やオフィスなどで、わくわくするための嗜好品として使ってほしい」と語り、製品化に際しては、ルーカスフィルムやウォルト・ディズニーとの打ち合わせを数百回おこない、細部の確認をおこなったという。またテーマである「日本覚醒」を意識して、日本の工業製品の英知を結集しようと塗料までこだわり、部品は新潟県の燕三条の企業と作り上げたという。価格は99万8000円(税別)。
またこの他にも。ダース・ベイダーのMASK冷蔵庫、コードレス スティック クリーナーも予約受付を開始した。MASK冷蔵庫は、ダース・ベイダーの頭部を再現し、頭部を押せば、ダース・ベイダーの呼吸音を出しながらポップアップする仕組みとなっている。
「STAR WARS」シリーズはこの他にも、ハンディ洗濯機「Coton」や、AQUAの冷蔵庫用着せ替えカバー「Colo-mo」なども発表され、「Tokyo Otaku Mode」内の特設ページで予約を受付けている。