「実践経験の場」の提供が最大の人材育成
続いてセッションの議題は、「人材の成長や能力強化を促す組織のあり方とは」に移った。人材の成長を促すには、活躍の場の提供、チャレンジを促す施策の実践、成長への志向を後押しするカルチャーづくりなど、さまざまなアプローチがあり得る。この点について、日置氏が小野澤氏と中村氏にそれぞれ意見を求めた。

これに対して「中外製薬さんの10年計画における成長戦略には非常に感銘を受けました」と切り出したのは中村氏。中村氏は人材に限らず、組織が持続的に成長するためには「長期的な方針の明文化」が必要だと訴えた。