三菱地所とNTTデータは、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)に特化したAIコンシェルジュの提供を開始した。
このサービスは、大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(以下、大丸有協議会)が開発を主導するマップアプリ「Oh MY Map!」内に搭載され、地域情報をリアルタイムかつ的確に提供するAIを活用したチャットボット。利用者がまち全体の魅力を最大限楽しむことができるようにし、エリアにおける観光客・MICE来街者等の回遊性向上を目指すという。
サービスの特徴
- 都市OSと連携することで得られる多様で最新のエリア情報を、AI技術を通じて的確に提供
- 東京都の「AI等先端技術を活用した受入環境高度化支援事業」に採択
このサービスでは、最新生成AI技術LLMとRAGを活用し、最新のエリアイベント情報やおすすめの飲食店情報などを利用者に提供する。提供されるまちの情報は、大丸有協議会が提供する丸の内エリアのデータ連携基盤(都市OS)や各種Webサイト等より収集、多様なデータが統合されたものだという。
現在、本サービスのさらなる改善と拡張を目指して、潜在的なニーズに応えるレコメンド機能や、必要な情報を迅速かつ的確に提供する仕組みの開発を進めている。将来的には、大丸有エリアのあらゆる情報発信プラットフォームと連携し、地域の魅力をより深く伝えるサービスを目指すとしている。
【関連記事】
・三菱地所、mui Labと資本業務提携 脱炭素社会に向けてスマートホーム領域でサービス開発を加速
・NTTデータグループ、グローバルの全社員20万人に向け、生成AIの人材育成フレームワークを独自開発
・NTTデータ経営研究所、山形県酒田市・三重県明和町のフロントヤード改革支援を受託 地域DXに貢献