“どう動けばいいのか”を具体化する──第二の実装段階「行動フェーズ」とは
認知フェーズでパーパスの基本的な意味合いが理解されたとしても、行動に移すためのハードルは依然として残ります。「従業員がどう動けばいいのか、具体的にイメージできない」という状態は、あえて抽象度が高く、言語化がされやすいパーパスだからこそ、起こりやすい課題です。そこで、有効な手立てとして多くの企業が取り組んでいるのが、パーパス実現のための要素や例文などを含む適切な抽象度で表した「行動指針」などの仕組みづくりです。
STUDIO ZEROが取り組む“変動型”の行動指針

手前味噌ですが、事業変革支援を手がけるSTUDIO ZEROでは、「零道」という行動指針を掲げています。組織の根幹や大切にしたい構成要素の理解を育み、従業員が主体的にフィードバックし合う行動習慣を促すため、あえて行動指針の内容を固定せず、半年ごとに改訂する常にアップデートするスタイルを取っています。