大企業を中から動かすために「すべきことを続けて機会を待つ」
「大企業を動かすためには、何が必要だと思いますか? あなたはなぜそれができたのでしょうか?」
ある企業から弊社のシリコンバレーオフィスへ駐在していた方の答えは、「会社の未来のためにすべきだと思ったことをやり続けながら、待つ」でした。その方は最新の業界情報や注目を集めているスタートアップを見つけては調べ上げ、週1回実施する社内有志へのレポート配信のほか、その内容を説明するウェブセミナーを米国から週4回実施し続けました。折しもそのころ経営層が交代し、この取り組みに反応した経営陣が現れました。彼の草の根的取り組みが経営トップの目指す全社のあるべき姿と呼応したことから、全役員を巻き込んだ企業風土変革活動につながったのです。