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ブレインパッド、PPIHの「店舗内商品AI検索サービス」開発を支援

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 ブレインパッドは、PPIHグループのカイバラボが進める「店舗内商品AI検索サービス」の開発を支援したことを発表した。

 カイバラボは、PPIHグループでリテール分野におけるテクノロジー活用を担っているという。同サービスは、顧客がスマートフォンに保存した画像をもとに、店舗内の商品位置を迅速に検索できるもの。ブレインパッドは、データ・AIを活用して同サービスの開発支援を行い、店舗内商品検索サービス「AI商品ナビ」を共同で開発した。

「店舗内商品AI検索サービス」

 ブレインパッドは、同サービスの開発支援にあたり、同社の有するデータサイエンス力や数々の画像解析プロジェクトを通じて得られた知見を活用しているという。Google CloudのGemini、Vertex AIの画像認識技術も活用しながら、棚割りデータベースを構築。顧客によってバラつきのある商品画像から適切な商品提示ができるようなシステム構築を実現していると述べた。

店内撮影画像から商品の陳列位置を自動判別する棚割りデータベースを構築

 これまでドン・キホーテ渋谷本店では、店内の「何処に」「何の商品」が配置されているかを示すデータベースを構築できていなかったという。そこでブレインパッドは、写真を撮影するだけで棚のIDとSKU(商品管理を行う際の最小の管理単位)が紐づく棚割りデータベースの構築を提案し、テストを重ねた。

経験の浅い店舗スタッフでも、短時間で正しい陳列位置を特定可能に

 棚割りデータベースは、異なる棚に置かれてしまった商品を正しい棚に戻す業務への活用にも期待されているという。

特定の商品だけを写した画像の検索精度は100%を達成

 顧客が所有する商品画像には、商品の製造元が作成した画像もあれば、顧客や一般消費者が撮影した画像もあるほか、複数の商品が写り込んでいる場合もある。同サービスは現状、特定の商品だけを写した画像をアップロードした場合には、検索結果の上位5位以内に該当商品が100%存在する認識精度を達成。加えて、背景にさまざまなものが写り込んでいるような、ノイズの多い画像に対しても、背景を削除することで正確な画像認識を行えるようにするなどの処理を実行できるようにしているという。

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