Biz/Zineを運営する翔泳社より、10月20日(月)に書籍『コミュニティ経営の教科書 顧客・従業員とのつながりが競争優位となる新時代の事業戦略』が発売となりました。
市場の成熟、人口減少、消費者の影響力増大、さらに商品の機能価値に差がなくなるなど、企業は事業成長のために新たな価値を作り出す必要に迫られています。その要となるのがコミュニティです。
コミュニティには大きな可能性があります。顧客とともにつくるコミュニティは、LTV向上、顧客発のイノベーション、顧客の相互サポートによるコスト削減など、収益向上に直結。また従業員とともにつくるコミュニティはエンゲージメント向上、ビジョン・パーパス浸透、社内創発を促すなど、企業体質の改善に効果的です。
本書ではこうしたコミュニティをどうやってつくればいいのか、集客はどうするのか、どのように利益を上げるのかといった疑問に一つずつ答え、どんな企業でも取り組める方法を解説します。
経営者やリーダー、マネージャーなど、会社の現状に危機感を持ちながら次の手を打てずにいる方に、本書をおすすめします。
目次
第1章 コミュニティは事業の武器になる
人のつながりこそが生存戦略となる
コミュニティ経営とは何か
企業コミュニティが注目される5つの理由
コミュニティは4つの障壁を解消できる
コミュニティにまつわる4つの誤解
誤解1:コミュニティって儲からないですよね
誤解2:ゼロからメンバーを集めるのは大変ですよね
誤解3:SNS運用しているだけで十分ですよね
誤解4:コミュニティ運営って属人的ですよね
全方位を味方につける企業コミュニティの3つのタイプ
収益成長率を底上げするコミュニティ間の相互作用
interview column コミュニティマーケティング推進協会:コミュニティマーケティングを「あたりまえ」に
第2章 コミュニティ戦略を立てる
戦略なきコミュニティが陥る「3つの悲劇」
コミュニティキャンバスによる戦略設計
ステップ1:コンセプトを定める
ステップ2:メンバー体験を設計する
ステップ3:活動システムを構築する
ステップ4:集客する
ステップ5:成果を見える化する
column ワークショップ:コミュニティキャンバスを書こう
第3章 顧客コミュニティの戦略とつくり方
なぜ顧客コミュニティが求められているのか
共創の発展型1:顧客参与型プロトタイピング
共創の発展型2:顧客発ブランドストーリー
共創の発展型3:コミュニティ連携EC体験
顧客コミュニティのつくり方
顧客コミュニティの設立フェーズ
顧客コミュニティの成長フェーズ
顧客コミュニティの成熟フェーズ
interview column 顧客コミュニティの事例1:SHEstation
第4章 社内コミュニティの戦略とつくり方
なぜ社内コミュニティが求められているのか
社内コミュニティを活用する3つのメリット
メリット1:ビジョンの浸透
メリット2:従業員エンゲージメントの向上
メリット3:イノベーションの推進
社内コミュニティのつくり方
社内コミュニティの設立フェーズ
社内コミュニティの成長フェーズ
社内コミュニティの成熟フェーズ
interview column 社内コミュニティの事例:ハピ→カン!コミュニティ
第5章 パートナーコミュニティの戦略とつくり方
なぜパートナーコミュニティが求められているのか
ポイント1:信頼構築とエンゲージメント
ポイント2:情報共有と助け合い
パートナーコミュニティのつくり方
パートナーコミュニティの設立フェーズ
パートナーコミュニティの成長フェーズ
パートナーコミュニティの成熟フェーズ
interview column 顧客コミュニティの事例2:Adobe User Group
第6章 社会に根ざすコミュニティとのかかわり方
有志コミュニティからヒントを得る
有志コミュニティに飛び込む3つのメリット
SNSや既存顧客に耳を傾けて発見する
メンバー数よりも活動の内容で見極める
「よそ者」から「仲間」になるためのアプローチ
ソーシャルグッドコミュニティから学びを得る
利益を超えた大義と相互利益の両立
貢献できるテーマの可能性は計り知れない
interview column 顧客コミュニティの事例3:ヤッホーブルーイングファンコミュニティ
特別付録 コミュニティマネージャーの仕事・スキル・マインドセット
多様な要素を融け合わせる結節点
コミュニティマネージャーの2つの業務
コミュニティマネージャーの3つのスキル
コミュニティマネージャーの10のマインドセット