三井倉庫グループは、「統合報告書 VALUE REPORT 2025(以下、VALUE REPORT 2025)」および「サステナビリティデータブック 2025」を発行した。
今回、VALUE REPORT 2025では同社グループの価値創造ストーリーを、サステナビリティデータブック 2025ではその基盤となるESGに関する詳細な取り組みを開示。両媒体は相互に補完しながら、社会課題の解決と持続的成長の両立を目指す同社グループの全体像を示している。
VALUE REPORT 2025
同社グループの経営活動への理解を深めてもらうために、財務・非財務情報を統合し、将来の持続的な成長に向けた取り組みを記載。今回の発行では、グループ理念を起点に、同社の強みである経営資本をどのようにビジネスモデルの深化につなげ、中長期的な価値を創出していくか、その関係性を示している。
また、「企業価値・社会価値の創造」と「価値創造の基盤維持・強化」の2層で構成される8つのマテリアリティについて、それぞれのリスク・機会、考え方、具体的な取り組みを解説。特に「価値創造の基盤維持・強化」に関するマテリアリティのうち、人的資本、DX、安全・品質、環境、人権では各責任者からのメッセージを掲載し、取り組みへのコミットメントを表明している。


サステナビリティデータブック 2025
サステナビリティへの取り組みをわかりやすく伝えるために、同社グループのESGに関する方針や考え方、関連する定量・定性情報を掲載。今回の発行では、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が定める開示基準の4本柱(ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標)に沿って情報体系を全面的に見直し、信頼性と比較可能性の向上を図った。

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