トレンド2:石油・鉄鋼代替への挑戦。「最先端のバイオ素材・サステナブル素材」
次に注目されるのが「最先端のバイオ素材・サステナブル素材」だ。ここでは、単に「自然に優しい」だけでなく、既存の鉱物・石油由来の素材を超える性能を持つ「エンジニアリング素材」が登場している点が新しい。化学合成からバイオエンジニアリングへの転換は、環境負荷低減と高機能化を両立させる手段として定着しつつある。
米国メリーランド大学発のInventWoodは、木材の構造をナノレベルで制御することで、鉄鋼に匹敵する強度と軽量性を併せ持つ高性能エンジニアードウッド(木質複合材料)の「SUPERWOOD」を開発。この素材は、建設資材や自動車部品における鉄やコンクリートの代替として期待されており、都市そのものが炭素の貯蔵庫となる未来を描いている。天然素材である木材をハイテク素材へと昇華させる技術は、持続可能な都市開発において重要な役割を果たすとウッザマン氏は話す。
