A.T. カーニーは、2025年12月24日、日本代表の交代を発表した。新しい日本代表(代表取締役マネージングディレクタージャパン)には、針ヶ谷武文氏が2026年1月1日付で就任する。
1977年生まれ。埼玉県所沢市出身。東京大学教養学部卒業後、大手通信会社を経て、A.T. カーニー株式会社入社。2019年、パートナー昇進。通信・メディア・テクノロジープラクティスの日本におけるリーダー。事業会社における組織横断での事業推進経験を基盤に、クライアントに対し実効性の高いコンサルティングサービスを提供。通信事業者、ハイテク企業、メディア企業を中心に、約20年のコンサルティング経験を有する。
針ヶ谷氏は通信・メディア・テクノロジー分野を中心に、クライアント企業の新規事業創出や海外展開、既存事業変革、組織トランスフォーメーション、M&A・PMIなど幅広い経営課題へ取り組んできた実績がある。事業会社での組織横断的なプロジェクト推進経験を活かし、実効性の高いコンサルティングを提供してきた。自身も約20年のコンサルティング経験を有し、通信事業者、ハイテク企業、メディア企業を中心に支援を行ってきた。
2020年1月1日から日本代表を務めてきた関灘茂氏は、2026年1月1日以降、アジアパシフィック代表および日本法人会長に就任する。関灘氏は「A.T. カーニーは『Well-Being社会の創造』を掲げ、日本を代表する大企業やライジング企業の変革支援に取り組んできた」とし、針ヶ谷氏について「パーパスやビジョンの実現に突き進むことができるリーダー」とコメントした。
また、2014年から日本法人会長を12年間務めてきた梅澤高明氏は、シニアアドバイザーに就任し、同社のビジョン「日本を変える、世界が変わる」の実現に寄与していく。
新代表に就任する針ヶ谷氏は、「コンサルティング業界はAIの進展を背景に変化の時代を迎える」と述べ、新体制のもとで「クライアント企業の持続的成長と社会全体の発展に貢献していく」と意欲を示した。A.T. カーニーは2026年に創業100周年を迎え、今後もクライアント企業の成長を継続的に支援する方針だ。
今回の代表交代により、A.T. カーニーはデジタルトランスフォーメーションやグローバル展開、AI活用が進む企業環境に的確に対応し、経営課題の解決や新たなビジネス機会創出の伴走者として経営企画部門を含むクライアント企業に対する支援をより強化するとみられる。
今後は、針ヶ谷新代表のもとで日本企業の持続的成長支援や、変革に向けた具体的な取り組みの推進が期待される。
