「GitHub」はオープンソース文化のコラボレーションツール  

GitHub スコット・チャコン氏(Scott Shacon)インタビュー

GitHubは、ソフトウェアのコードを、複数の人間が共有したり、差分を管理したりするツールだ。世界中のギークやエンジニアから支持されている。 そのGitHubを作った会社の創業メンバーの一人である、スコット・チャコン氏が昨年(2015年12月)来日し、創業時の経緯などを語ってくれた。

[公開日]

[著] 京部康男 (Biz/Zine編集部)

[タグ] スタートアップ テクノロジー GitHub

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オープンソースのコミュニティから生まれたGitHub

 GitHubには、オープンソースの文化が根底にある。Linuxの開発者、リーナス・トーバルズが原型を作ったGitというバージョン管理システムを利用して、世界中の人々がコラボレーションできるWebサービスである。
一言で言えば、チームでプログラム開発をするための、コードのバージョン管理システム。バージョン管理とは、ソフトウェアのソースコードの変更履歴を管理すること。たとえば、文書を複数の人間が修正する場合、ファイルの修正バージョンをそれぞれ別のファイルとして管理し参照しながら調整するのは煩雑だ。テキストファイルを共有する、あるいはWORDなどの履歴機能を使っても複数メンバーの修正の整合性をとるのが難しい。

GitHub 共同創業者 スコット・チャコン(Scott Schacon)氏
 GitHubはチームのメンバーが、コードをシェアし、改変するための共同のデータの保管場所(リポジトリ)をインターネット上に置くことで、他のメンバーが書いたコードを変更し、取り込んでもらったり、レビューやコメントのやりとりをおこなうというWebサービスだ。
 GitHub創設メンバーはトム(Tom Preston-Werner)、クリス(Chris Wanstrath)、 ピージェイ(PJ Hyett)とスコットの4人。

Rubyのミートアップによく顔を出していて、Gitを使ってホスティングサイトを作るプロジェクトを手伝わないかとクリスに言われたのが2007年頃です。 その頃はライナス・トーバルスが原型を作ったGitというグループでコラボレーションしながらプログラミング開発していました。そのGitの仕組みを、インターネット上で使えるものにしたいというのがクリスのアイデアでした。
当時は、コードのリポジトリ(プログラムの置き場所)がインターネットの上にはなかったからです。

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