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IBM、The Weather Companyの製品およびテクノロジー事業の買収を完了

データ・サービスとWatson IoT事業のテクノロジー・バックボーンに

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 米IBMは、1月29日(現地時間)、The Weather CompanyのB2B、モバイル、およびクラウド・ベースのWeb資産の買収を完了したことを発表した。これには、Weather Underground 、The Weather Companyブランド、そして、同社のグローバルB2BブランドであるWSIが含まれる。ケーブル・テレビ事業は、IBMの買収対象外だが、長期契約に基づいてIBMから気象予報データとアナリティクスのライセンスを受けることになるという。(画像はThe Weather CompanyのWebサイトより)

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 両社のテクノロジーと専門知識の融合は、2015年3月にIBMが発表したIoTへの30億ドルの投資に基づき、Watson IoTクラウド ・プラットフォームの基盤となる。この買収によって、IBMのクラウド・データ・サービス・プラットフォームの規模と機能が大幅に拡張されるほか、中国やインドなど主要市場へのweather.comの新規参入計画をはじめ、The Weather Companyのエンタープライズ・サービス機能と利用者へのサービス提供がグローバル規模に拡大される。

 買収の完了にともない、IBMは関連する次のような多数の取り組みを発表した。

 ・The Weather Companyのクラウド・データ・プラットフォームが気象情報の枠を超えてWatson IoTのバックボーンとして機能

 日々の利用者数が全米第4位のモバイル・アプリケーションをホストし、そのクラウド・ベース・サービスへの最大260億件の照会を毎日処理する、The Weather Companyの動的なクラウド・データ・プラットフォームが、世界中のIBMクラウド・データセンターで運用され、IBMのデータ・サービスおよびWatson IoT事業のテクノロジー・バックボーンとして機能することになる。

 世界で最もスケーラブルでパフォーマンスの高い柔軟なデータ・プラットフォームの1つを利用することで、IBMは、世界各地に設置された何十億ものIoTセンサーから、さらに幅広いデータ・セットを迅速に収集できるようになると同時に、世界中の何千万人ものユーザーにリアルタイムの情報と洞察を提供できるようになる。

 また、この新しいプラットフォームによって、開発者は、IoTセンサー・データへのアクセス、保存、分析をより柔軟に行い、IBM Watsonから提供されるより有意な深い洞察に基づいて新しいアプリケーションを開発できるようになる。

 IBMでは、顧客やパートナーが、急増する自動車や飛行機に搭載されたテレマティックス機器、ビル内のセンサーや環境センサー、ウェアラブル端末、医療用の埋め込み端末、気象観測所、スマートフォン、ソーシャル・メディア、製造ライン、サプライ・チェーンなどから得られる、まったく新しい形のIoTデータを収集して分析し、行動に移すことができるように、2,500人を超える開発者を世界各地に配置している。

 ・weather.comをグローバル規模で展開

 IBMは、今後3年間で全世界のユーザー基盤を数億単位で増やすことを目的に、中国、インド、ブラジル、メキシコ、日本の5つの主要市場でweather.comを新たに展開する計画を発表した。IBMは、現地メディアとの提携や、45を超えるデータ・センターからなるIBMクラウド・ネットワークを活用して、各地域に合わせてパーソナライズされたコンテンツを提供していく予定。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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