「コーパス」の蓄積が優位性をうむ
今回発表された6つのWatsonのAPIは、日本語による言語への依存の高い課題領域に効果をもたらす。これまでグローバルなテクノロジーだったWatsonが今後日本の市場に受け入れられるには、やはり日本語による各業種の「知見」を蓄積していくことが必要となる。 こうした蓄積される知見を、IBM執行役員の吉崎敏文氏は「コーパス」と呼ぶ。
日本語APIによって、ユーザーが自然言語で語り、それに対して回答を与えフィードバックしていくことで蓄積される「知見」と「コーパス」は企業の優位性を大きく左右すると吉崎氏は言う。