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レイ・クロック曰く、「私のリソースは不動産」

第11回

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 前回は、、ビジネスアーキテクチャーの3つ目の柱である「オペレーション基盤」の2つ目の要素である「コンピタンス」についてお話ししました。今回は、コンピタンスのサブ要素であるリソース(経営資源)についてご説明していきましょう。

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コンピタンスやリソースは「独自能力」を形成する素

リソースの定義

 まずは、リソースの定義からスタートしていきましょう(図表1)。

リソースの定義と属性図表1.リソースの定義と属性

 前回ご説明したとおり、コンピタンスとは価値提案を生成するために持っている企業の独自能力であり、リソースとはそれに必要とされるモノです。

 プロ野球で考えてみましょう。球団は「エキサイティングなゲーム」と「高視聴率の広告枠」という価値提案を提供しています。この価値提案の基礎となるものが「イベント運営能力」、「チーム統率力」、「スポンサーリレーションシップ」などのコンピタンスです。このコンピタンスに必要とされるリソースとしては「スタジアム」、「運営資金」、「ブランド」、「選手やスタッフ」が挙げられるでしょう(図表2)。

プロ野球球団のコンピタンスとリソース図表2.プロ野球球団のコンピタンスとリソース

リソースの4つのタイプ

リソースの4つのタイプ 図表3.リソースの4つのタイプ 必要とされる主要なリソースは、業種や業態あるいはビジネスモデルによって大きく異なることがあります。企業が保有しているリソースの一覧表を作成することは、コンピタンスと同様にそれほど簡単ではありません。バランスシート(貸借対照表)は、リソースの限定的な側面しか提供していません。ここでは、幅広い観点からリソースを捉えるために、次頁で、4つのリソースのタイプをご紹介します(図表3)。

次のページ
人的・知的リソースは時価総額を増加させる

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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