マイナス金利導入後の資産運用に対する考え方の変化
調査をした724人中、外貨での資産運用に興味を持っている人の割合は、全体の75.2%をしめており、同時に56.6%が円の資産運用だけでは不安だと感じていた。マイナス金利による経済環境の変化が、「資産は円で」というこれまでの消費者心理に影響を与え始めているようで、全体の34.2%がマイナス金利導入で資産運用の考え方が変わったと答えた。
そして、資産運用の考え方が変わったと回答した人が今後実施を検討している取組みとして、「外貨投資」が24.2%でトップ(有効回答数=248のうち)となった。
一方で、「外貨建資産運用に興味がある」があると回答した人のうち、実際に外貨で資産運用している人は、36.9%に留まっている(有効回答数=545)。その理由として「何となく損をしそう」(39.5%)、「外貨はリスクが高い」(38.7%)、「円に戻すタイミングが難しそう」(37.8%)が上位に挙がっており(有効回答数=344)、その背景に、消費者の中に未だ「外貨に対する漠然とした不安」や「外貨は短期的な資産運用」とのイメージが根強くあることが考えられる。
外貨リテラシー向上に対するメットライフ生命の取組み
このような消費者における関心の高まりを踏まえ、メットライフ生命は、2月に外貨と外貨建保険を分かりやすく楽しく学べる動画「世界を味方につける新しい保険のカタチ」を制作したという。また、いまの時代に即した新しい保険の備え方を提案する、外貨建保険専用のホームページも開設しているという。