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人工知能社会論からの考察

“雇用なき成長の時代”を戦略的に考える―「汎用AI」と「ベーシックインカム」

第2部 第3回:

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純粋機械化経済では、限界生産力が逓減しない

純粋機械化経済の構造図5.純粋機械化経済の構造

 第四次産業革命は、成熟した国々の経済成長に関するこうした閉塞状態を打ち破る可能性がある。なぜなら、汎用AIが人間の労働の大部分を代替すると、図5のような経済構造になるからだ。インプットはAIを含む資本のみで、労働は不要となっている。このような経済を「純粋機械化経済」と呼ぶことにしたい。これは、フランスの経済学者トマ・ピケティのいう「純粋ロボット経済」という言葉を模している。私はこれを「資本主義2.0」とか「AI資本主義」と呼ぶこともある。

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井上 智洋(イノウエ トモヒロ)

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