「場」を起点としたビジネスで起業ー直後の逆境を乗り越えた方法
――どんなビジネスから始めようと考えたのですか?
まず、発想したのは、「場所を起点としたビジネスをやりたい」ということでした。これもルーツは、リクルート時代の観光の仕事です。地方の商店街も、観光地も、それこそ富士山でも同じで、「場所」があれば人が集まり、そこにコミュニティができる。そして、多くの価値観が交わり、面白いことが生まれるだろうと。長野のキャンプ場の再生に、170名のボランティアが参加したのも、結局はオフラインの「場」があったからです。流行りのオンラインではなく、あえてオフラインの「場」に宿る力に賭けてみようと思いました。