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Microsoft Foresight セミナーレポート

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ミックスド・リアリティ–「HoloLens」による未来型エクスペリエンス

日本航空 商品・サービス企画本部 業務グループ長 速水考治氏

「業務最適化」では、日本航空(JAL)のHoloLens活用事例が紹介された。
マイクロソフトのHoloLens(ホロレンズ)は実空間に3Dのホログラフィーを重ねあわせることができるヘッドセット。JALはこのHoloLensを、パイロットやスタッフの訓練に用いている。登壇したJALの速水考治氏は、「今はVRやARは知られてきたが、昨年の導入の検討を始めた当初は、社内でもHoloLensって何?という反応でした」と言う。仮想オブジェクトによる燃料ポンプやエンジンなどの訓練の成果を紹介し「これまでは訓練生用の教育用で使ってきましたが、今後はお客様のカスタマー・エクスペリエンスのためのアプリケーションを開発していきたい」と語った。

AR(拡張現実)やVR(仮想現実)はエンターテイメント領域で語られることが多いが、この日マイクロソフトがHoloLensの用途として提示したのは、ビジネス領域での活用の可能性だ。ケーブルを必要とせず、単体で装着すれば使用できるHoloLensは、例えば製造業、建築業、不動産、流通などの様々な産業分野での用途が考えられる。こうしたデバイスに、機械学習や人工知能(AI)が加わることで、さらに可能性が広がる。注目すべきことは、平野社長は、HoloLensを「ミックスド・リアリティ」(複合現実)として紹介したことだ。仮想と現実を融合した環境が、次世代型の教育やマーケティングに活用される可能性もあるということだろう。

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