2026年4月21日、Mutureと日本リビングラボネットワーク(JNoLL)は、ポッドキャスト番組『社会システムデザイン研究所』を配信開始したと発表した。本番組はSpotify、Apple Podcast、Amazon Music、Youtubeなど複数のプラットフォームで公開されている。

『社会システムデザイン研究所』は、「なぜ問題は繰り返し生まれるのか」をテーマに、社会のさまざまな問題がなぜ根本的に解決されないのか、その背後にある構造に着目する研究・対話型のポッドキャストである。ホストは、地域課題の構造的分析に取り組んできたJNoLL代表理事の木村篤信と、大企業の組織変革に実践的に関わってきたMuture代表取締役の莇大介が務める。
本番組の目的は、地域や企業など多様なフィールドにおける実践者・研究者同士の対話を通じて、個別の経験や学びを越え、「社会システム」という構造を共通言語として可視化することにある。これまで地域では産官学民の共創プロジェクト、企業では経営と現場の間のシステム変革に携わってきた2人が、異なる現場での問いと知見をぶつけ合い、属人的なノウハウを社会全体で共有できるものへと昇華させていく。
番組を通じて扱う主な問いとして「『変えられない』とされてきたものは、どのような構造のもとでそう認識されているのか」「社会が大きく切り替わる際には、どんな構造変化が志向されるのか」「システム転換へ向けて行動が生まれる違和感はどこから生じるのか」などが挙げられている。
初回の第0回配信では、「『変えられない』が『変えられる!』になるかもしれない構造的視点の見つけ方」をテーマに、両ホストの問題意識や、問題を構造的に捉えるための理論的枠組みとしてTwo Loop Model、Multi-level Perspectiveについて紹介している。
Mutureは、丸井グループとGoodpatchによる合弁企業として2022年設立。大企業およびソーシャルセクターの組織変革やDX推進を支援し、相利共生の社会を目指して活動している。一方、JNoLLは2023年設立。リビングラボという住民主体の共創手法を基盤に、産官学民連携による社会課題解決に取り組むコミュニティである。
Muture代表の莇は、「社会システムデザインの視点に触れ、自身の考えが整理・進化した体験から、この番組を通じ実践知や研究知を構造的視点で編集・共有していきたい」とコメントしている。
番組は今後も多様な現場での挑戦や知見を取り上げ、「社会システムを読み解く視点」を経営・事業変革に携わるリスナーと共に探っていく計画である。
