異質を認める社会だけが作れる、高いレベルの共創
信頼できる異質との関係性を作ったり、異質に対して正しく反応したりすることが重要で、そのために意識レベルでもアクションレベルでも、個や企業ができることがあると書いてきた。最後に、社会レベルで考えてみたいと思う。
ロンドンの学校では遠足のルートを決める際に、障害者を含めた全ての子供が皆一緒に楽しめるルートでないといけないという規則がある。あるハンディキャップを持つ子供の親が、英国であれば周りのサポートを受けながら一般学級で過ごせるのに、日本だと特別学級に入らないといけないと悩んでいた。ロンドン在住の日本人のゲイの友人によると、日本だと“ゲイ=ショービス”という理解になってしまっていて、一般人としてのゲイには違和感のある状況らしい。