イントラプレナーの伴走者である「カタリスト型人材」の重要性
イントラプレナーが組織を動かすことを企業側がサポートする2つ目の方向性は、イントラプレナーと共に変革を生み出す「カタリスト型人材」を育てていくというトレンドだ。例えば、会計システムのグローバル企業であるIntuitでは、「イノベーション・カタリスト」という制度を全社で展開している。
カタリストとは「媒介者」という意味だが、デザイン思考やリーンスタートアップなどイノベーションを起こすためのスキルやマインドセットを学び、周囲を巻き込みながらアイデアを共創していく経験をした人材を組織に増やしていくことが目的だ。トレーニングを受けた参加者は、組織内の専門家として、必要な事業開発チームやプロジェクトのサポートに入り、実践を重ねる。