アカデミーおよびユースチームにおけるIT活用は、国内プロバスケットボール界では初の試みになる。これにより、選手の顔写真や名前などの基本データのほか、身長や体重、得点数や試合結果などが一元管理できるようになり、データに基づく若手有望選手のセレクションやチーム編成のシミュレーションが容易になるという。
日本では、バスケットボールの競技者人口が多いにもかかわらず、1976年のモントリオール大会を最後に、40年以上オリンピックへの参加が遠ざかっていることから、競技力の底上げや、世界に通用する選手やチームを輩出することは、現在の国内バスケットボール界の重要な課題になっているという。
「レバンガ北海道」では、今後、アカデミーの拠点拡大や2018年度中にBリーグのルールに基づき、ジュニアユースチームを発足し、現在、約130名のアカデミー生を約1,000名にまで増員することを予定しており、全選手データを対象に、若手有望選手のセレクションやチーム編成のシミュレーションなどに「カオナビ」を活用することで、育成のスピードを加速させることを目指すとしている。