「HR Tech(HRテック)」は、クラウド上で人事や評価のデータを一元管理することで、企業の人事業務を効率化すること、また蓄積されたデータを活用し、従業員の定着・育成を促進することが期待されており、先行する米国では数多くのHR Techスタートアップ企業が生まれ、市場拡大を牽引しているという。
日本においても、ここ数年でHR Tech領域のスタートアップ企業が相次いで立ち上がり、人材不足を背景とした人材の採用・定着ニーズの増大も後押しとなって、今後、市場が急拡大することが予測されている。
カオナビは、クラウド人材管理ツール「カオナビ」の提供を開始し、「顔と名前が一致しない」というシンプルな課題の解決や、人事情報の一元化などの利便性が評価され、これまでに社員数が数十人規模のスタートアップから、1万人以上の大企業まで400社以上の企業へ導入を実現してきたという。
同社は、今回、リクルートの資本参加を受け、HR Tech領域における事業提携の検討・協議を開始し、HR Tech市場の発展に寄与するとしている。