組織変革を阻害する「既成概念」「惰性」「変化への抵抗」
他にも挙げればきりがないほど落とし穴はたくさんあります。我々にとって組織変革は本業ですので、大げさでなく、このような落とし穴に日々直面しています。企業は十人十色ならぬ十社十色、業界や業態が同じでも社風や仕事のやり方は違うものです。ですので、落とし穴、つまり変革を阻害する要因も具体的にはそれぞれに異なります。しかし各社個別の変革阻害要因を煎じ詰めていくと、大きく二つに分けられます。
一つ目は、組織変革という取り組みそのものの難しさです。簡単に言えば、「変えることはそもそも難しい」ということです。組織を変革することがそもそも難しい理由は、組織には特有の「既成概念」、「惰性」、そして「変化への抵抗」があり、それらを崩すのが難しいからだと、我々は考えています。