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「デザインしない」キャリアとその実践者

みんチャレ長坂氏が語る「イントラプレナーからアントレプレナー」というキャリア

第10回 エーテンラボ株式会社(A10 Lab Inc.) 代表取締役 CEO 長坂剛氏

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「イントラプレナーからアントレプレナー」というキャリアを目指す方へ伝えたい2つのメッセージ

——大企業のイントラプレナーという立場には、どのようなメリットがありましたか?

 プロジェクトとして始まりサービスローンチ初期にプロダクトと顧客に集中できたことは大きなアドバンテージでした。会社を作るとどうしても社長業に時間を取られてしまいますので、企業にいながら事業を立ち上げる手法は有効だと思います。ソニーという会社の企業文化の中で、事業を立ち上げられたのも幸運でした。業務外で面白いモノをつくったり、新しいノウハウを共有したり、難しい課題に対してディスカッションするような風土が日常に溶け込んでいる。「勝手コミュニティ」というものが林立していて、同じ興味・関心を持った人がよく集まっていました。私も、アイデアをぶつけたり、逆に意見を吸収したりできたので、本当にありがたかったですね。確かに、実業務の中からも新しいものは生まれるかも知れませんが、違った角度からのインプットを受けて化学反応することによって、これまでになかった世界が見えてくることが多かった。ソニーだからできたこともあったかもしれませんが、他の会社でも、意識と動き方次第では同様のことは実現可能だと思います。自社内の異分子と交わることができる会社員が増えれば、日本に新しいイノベーションの形が生まれると、私は感じています。

——SAPで採択後、『みんチャレ』をどのように進化させていったのでしょうか。

 マイルストーンが引かれ、それをクリアしないと次に進めない仕組みだったので、必死にカイゼンを繰り返して行きました。2015年11月にリリースされて、そこからはユーザーのリアルな声にひたすら耳を傾けて、機能を進化させていきました。「三日坊主にならなくて済みました」「このアプリを通じて、やればできるということが分かりました」「人生がポジティブになった気がします」といった声もいただくようになり、Google Playの2016年のベストアプリに選出されました。おそらく、他のアプリには無い、ユーザー体験やユーザーの成長をもたらしたこと。これが評価されたのだと思います。そして、2017年2月、『みんチャレ』の成長を加速させるために、ソニーからA10 Lab Inc.として独立しました。

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