「AbemaTV」が注目されています。「AbemaTV」とは、PC、スマートフォン向けのライブストリーミングによるインターネットTVで、サイバーエージェントとテレビ朝日が出資した株式会社AbemaTVによって運営されています。現在、WAU(ウィークリー・アクティブ・ユーザー)は約500万人と言われ、2017年5月時点で1,700万DLに上っています。
この「AbemaTV」が動画配信を安定的におこなうためのCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)を提供している企業が、テクノロジー企業「アカマイ」です。
アカマイはインターネット業界では、Googleと並ぶ巨大企業で、特に通信やセキュリティ分野に詳しい人には良く知られています。
「アカマイ」とはハワイ語で「賢い」を意味する社名。インターネットのワールド・ワイド・ウェブの創始者であるティム・バーナーズ=リーの盟友であり大学の同僚だった現CEOのトム・レイトンが、世界最高水準の応用数学とアルゴリズムにより、インターネットの世界の混雑を解決するコンテンツ配信方法を生み出したことから始まった会社です。
アカマイの大量のデータを送るためにネットワークを最適化するCDNは、現在、動画配信やインターネット放送にとって不可欠であり、このCDNでアカマイは世界中のインターネット上の全トラフィックの30%を処理しているのです。
新時代のメディアAbemaTVを支えるアカマイ
今回、AbemaTVのビジネスとテクノロジーの戦略とアカマイの配信技術について、サイバーエージェント メディア統括本部 CTO 兼 秋葉原ラボ 研究室長 福田一郎氏が動画でのインタビューに答えています。
このビデオでは、AbemaTVの課題とアカマイの採用理由などが以下のように語られています。