都市をアップデートするGoogleの取り組み、行政に求められる3つの役割
本村:
新しいモビリティの登場の他に、Googleも「Sidewalk Labs」のような実験的な試みを始めていますよね。
紺野:
そうですね。「Sidewalk Labs」は、テクノロジーによって都市生活を豊かにしていくことを目的としたAlphabet傘下の企業です。ニューヨークでは「Link NYC」という古い公衆電話をフリーWi-Fiキオスクに変えることで、インターネットに接続できる環境を整備する取り組みを行っていますね。トロントではコネクテッドテクノロジーを活用した多目的コミュニティを生み出そうとしている。都市がイノベーションの生まれる場だとするならば、まずはその都市自体をデザインしなければいけない。そんな発想でGoogleは取り組んでいるように見えます。