ビジネスの変革や新たなビジネスの創出を促す「思想としてのIT」
ITの進化はこれまでの常識を破壊しつつあります。例えば、
・ 高額な機器を購入し専門的なスキルを持つエンジニアいなければ扱えなかったコンピューターは、クラウドの登場で月額数百円や数千円から簡単に使えるようになりました。
・ 機器の動作や状態を把握するには数万円から数十万円はする高価で大きなセンサーを取り付け、大きなコンピューターを横に置き、月額数十万円もする通信回線でつながなくてはなりませんでした。いまでは、数円から数百円のセンサーをワイシャツのボタンサイズのコンピューターにつなぎ、月額数百円の携帯電話の回線を使って世界中につながるインターネットを介して、様々なモノの動作や状態をどこからでも把握できるようになりました。
・ 専門家の経験やノウハウは人工知能に置き換えられ、誰もがインターネットを介して利用できるようになりました。専門家に引けをとらない内容や精度でアドバイスしてくれたり、未来を予測し正確な判断を下してくれたりできる分野も増えつつあります。
このようにITが既存の常識を破壊し、「以前はまったく夢物語だったけど、いまでは簡単にできること」を増やし続けています。その新しい常識でものごとを考えるとき、これまでとは違う解釈や発想が生まれてきます。ITはそんな「思想」という役割を担っているのです。
「思想としてのIT」は、ビジネスの変革や新たなビジネスを創出する原動力となります。「思想としてのIT」と付き合うには、ITのトレンドを探り、その価値や世の中に与える影響を知ろうとすることが大切です。
本記事の参考プレゼン資料が日立製作所『Hitachi IoT Platform Magazine』からダウンロードいただけます。
※ダウンロードには『Hitachi IoT Platform Magazine』への会員登録(無料)が必要です。