2026年4月1日、YUASAは2036年の創業370周年を見据えた長期ビジョン「YUASA vision 370」と、2026年4月から2031年3月までの5年間を対象とする中期経営計画「Reborn 2031」を策定したと発表した。
長期ビジョン「YUASA vision 370」では、2036年を目標に「つなぐ力で社会の基盤を支え、豊かで変化に強い未来の実現」を掲げる。あるべき姿として「社員の創造力と経験を育み、人とソリューションで社会課題を解決する」ことを設定した。YUASAの強みである人財を中心に据え、これまで以上に社員が活躍できる企業風土の構築に取り組む。また、サステナビリティ経営を推進し、企業価値の向上を図る方針だ。
中期経営計画「Reborn 2031」は、これまでの経験やノウハウの仕組化と人財、機能の強化により、継続的な成長を実現するための「攻めるための基盤強化」としている。具体的には、5年間で「事業基盤」「人財基盤」「経営基盤」の3つの基盤を強化し、「成長性」「収益性」「効率性」の向上を図る。これにより、中長期的な成長モデルの確立を目指す。
定量目標として、2036年3月期には経常利益300億円以上、ROIC10%以上、海外売上高1,000億円以上を掲げる。2031年3月期の目標は経常利益200億円以上、ROIC8%以上、海外売上高400億円以上とした。
投資面では、「Reborn 2031」の期間中の累計投資額を約400億円とし、事業基盤強化に約200億円、経営基盤強化に約170億円、人財基盤強化に約30億円を予定している。戦略的な追加投資については、内容とタイミングを精査したうえで、外部調達も含めて機動的に実行する方針である。
また、株主還元については累進配当を原則とし、連結株主還元率35%以上、株主資本配当率3.5%以上を目標としている。
YUASAはこれらのビジョンと計画を通じて、社会課題の解決と持続的成長を両立する企業像を目指す考えだ。
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