アフリカで靴は売れるか?エスノグラフィー、マクロ分析とはどう違うか?
ジョブの話をすると、エスノグラフィーと比較されることがある。エスノグラフィーとは、文化人類学や社会学の研究で用いられた手法で、ある集団や社会について現地での生活を通じた観察によって知見を得る方法である。文書等の言語による調査ではなく、現地に身を置いた調査員の主観を重視する点に特徴があり、そのため生活者の心理や文化など潜在的な情報を得る方法として定評がある。ビジネスの分野では、このエスノグラフィーを潜在的なニーズ調査に用いようとする動きがある。
また、潜在的なニーズ調査手法としてPESTなどのマクロ分析とも比較される。PESTはPolitical、Economical、Social、Technologicalの頭文字をとった政治的、経済的、社会的、技術的な状況を市場ごとに分析する手法だ。PESTはマクロなトレンドをとらえやすいフレームワークとなっている。